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女子高生のあいだで食卓用瓶に入った唐辛子を持ち歩く「マイ唐辛子」が流行ったのは、何年前のことだったでしょうか。激辛ブームと相俟って、ダイエットできるからと言いつつ、料理を問わず何にでも大量にかける様子がニュースになりました。若い世代の味覚障害が心配されたのもその頃でした。
唐辛子でほんとに痩せるの?という疑問に答えを出したのは、1997年の日本肥満学会で行われた研究発表です。ダイエット効果(=体脂肪減少効果)があるのは唐辛子に含まれる辛み成分、カプサイシンです。食事によって摂取されたカプサイシンが副腎を刺激、アドレナリンが分泌されて脂肪を分解し、脂肪酸が熱エネルギーとして活用されます。つまり唐辛子を食べれば体脂肪が効率よく燃焼され、ダイエットできるというカロリー消費のメカニズムなのです。
唐辛子の代表は鷹の爪。残念ながら同じ仲間でもピーマン、パプリカなど辛くない品種にはカプサイシンは含まれていません。ダイエットはしたいけど、辛いものが苦手というあなたに朗報です。辛くないのに効果あり!という嬉しい唐辛子がでました。そのまま舐めれば辛いかなぁという程度の新品種「CH-19甘」は、カプシエイトという成分がカプサイシン同様の効果を持っています。
汗をかきかきチゲ鍋やトム・ヤム・クンを食べる…という経験はみなさんにもありますね。これは代謝が促進されている証拠で、カプサイシンの即効力を示しています。血液循環が促され体温が上昇、発汗にみられるように新陳代謝も活発になります。夏バテ気味でもスパイシーな料理なら不思議と食がすすむのも、胃を刺激して消化を促進するカプサイシン効果の一つです。
ビタミンやカロチンなどの栄養素も豊富に含む唐辛子を料理に加えてピリ辛風味に仕上げれば、辛さが舌を刺激するので塩分を控えることができます。さらに血圧降下、免疫力アップなどの効果から、成人病予防の点からも注目を集めています。
また、カプサイシンは皮膚から浸透させることもできるので、唐辛子入り靴下、唐辛子入りマニュキュアといったアイデア商品も見かけます。
タイやインド、韓国、中国四川などの辛いエスニック料理で、皮下脂肪・内臓脂肪ときれいサッパリ縁を切りましょう。ただし、ご飯やうどんを一緒に食べると、体脂肪より先に炭水化物が燃焼されてしまいますから、メニューも工夫して。もちろん、運動を加えればダイエット効果はさらに高まります。
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